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2.お知らせ2026.3.27
【セミナーレポート】人が育ち、定着する組織文化の築き方とは?~地域特化型 人材採用×育成戦略セミナー~
2026年2月20日(金)に、コワーキングスペース ひとやねにて経営者・人事担当者向けセミナー「地域特化型 人材採用×育成戦略」を開催いたしました。当日は約40名の皆様にご来場いただきました。
本セミナーは、株式会社クラビズ(以下、クラビズ)とピープルソフトウェア株式会社の共催イベントです。
私たちピープルソフトウェアはIT企業ですが、地域の企業様が抱える「採用・育成」の課題を解決するには、「アナログ(人と人との繋がりや組織文化)」と「デジタル(AI・ITツールの活用)」の両面からのアプローチが不可欠だと考えています。
そこで今回は、地域で独自の組織づくりを実践し素晴らしい実績を持つクラビズ様、行雲様のお力をお借りして、明日からの打ち手となるヒントをお届けする場を企画いたしました。
私たちは、このデジタルとアナログの両輪でお客様の課題に寄り添い、将来、採用や組織づくり、DX推進などで壁にぶつかった際に「まずはピープルソフトウェアに相談してみよう」と思い出していただけるような、地域の皆様にとって最も身近で信頼されるパートナーを目指しています。
オープニングは、株式会社植田板金店の岡部さんと白神さんに進行を務めていただき、和やかな雰囲気でスタート。基調講演から自社事例の紹介、そして熱を帯びたパネルディスカッションまで、盛りだくさんな様子をレポートします!

■イベント概要
・イベント名:地域特化型 人材採用×育成戦略 経営者・人事担当者向けセミナー
・開催時間 :2026年2月20日(金) 14:30〜17:30
・開催場所 :コワーキングスペース ひとやね
・主催 :株式会社クラビズ、ピープルソフトウェア株式会社
・共催 :コワーキングスペース ひとやね
・協力 :株式会社行雲
<イベントの流れ>
・基調講演:「人が育ち、定着する組織文化の築き方」株式会社行雲 代表取締役 犬養 拓 さん
・自社取組紹介:株式会社クラビズ ソリューションDiv. スペシャリスト 藤井 陽平 さん
ピープルソフトウェア株式会社 経営推進本部 経営管理部 部長 竹澤 綾花
・パネルディスカッション:「採用から定着まで、企業が本当に向き合うべきこと」

■「会社」と「家」と「学校」の中間をつくる。行雲のチームづくり
基調講演に登壇されたのは、倉敷美観地区を拠点に飲食・宿泊・小売など幅広い事業を展開する、株式会社行雲(以下、行雲)の代表取締役である犬養 拓(いぬかい たく)さんです。社員やアルバイトの方々からは「わんさん」の愛称で親しまれています。
行雲の従業員数は約60名で、その8割以上が女性。平均年齢は20代後半と非常に若いチームですが、近年、働き方に関する様々なアワードを受賞されています。
「心理的安全性はもはや大前提」
犬養さんは、予測困難な今の時代において「まずはやってみる」という挑戦と、そこからの失敗を肯定し評価する風土の重要性を語られました。また、「妥協した採用をしない(売上より採用を重視する)」ことや、高度なスキルに依存せずに利益を上げられる事業設計を行うことで、「健やかでいい人」が集まる環境をつくっているそうです。
行雲では、特徴のある組織のあり方が見られます。「会社・家・学校」の中間にありたいという想いから、驚くほどフラットで「ノーボーダー」な組織づくりを実践されています。
例えば、社員とアルバイトの違いをなくし、評価も役割も同じにすること。全員があだ名で呼び合い、フラットな関係を生み出すこと。会社の売上や給与までのすべての数字をオープンにすることなどといった取り組みをされています。
「良い社風をつくることは、もはや実益になる」という犬養さんの言葉に、多くの参加者が深く頷いていました。

■「都会じゃできないこと」を言語化する。クラビズの採用戦略
続いて、共催であるクラビズのソリューションDiv. スペシャリスト、藤井 陽平(ふじい ようへい)さんより、自社の採用実績とブランディングのノウハウについてお話しいただきました。
クラビズでは全国から年間300名以上の応募(新卒+中途)を集める採用力があります。しかし、岡山県は求職者1人当たりの求人数が全国第5位と、極めて採用難易度の高い「激戦区」です。
普通の採用活動では勝てない状況下で重要なことは、「都会の大企業や給料が高い会社ではなく、自分の会社に来るべき理由を説明できるか」ということです。
クラビズでは、「都会じゃできないことを。大企業じゃできないことを。」というメッセージを掲げ、挑戦を肯定する「いいじゃん!それやってみようよ」な組織風土をしっかりと社内外に言語化して伝え続けています。 また、すぐにできる採用強化施策として「Googleビジネスプロフィール」の活用もご紹介いただきました。検索エンジン上でホームページよりも上位に表示される「Googleビジネスプロフィール」を活用し、新着投稿機能を使って採用情報を発信することで、求職者との接点を取りこぼさない工夫は、明日からすぐに真似できる実践的なノウハウでした。

■選別するのではなく「共創」する。ピープルソフトウェアの採用と育成
ピープルソフトウェアからは、経営推進本部 経営管理部 部長の竹澤 綾花(たけざわ あやか)が登壇し、自社の人材育成事例を紹介しました。
ピープルソフトウェアの社員は、情報系が1/3、文系が1/3、理系未経験が1/3という多様なバックグラウンドを持っています。このように多様な背景を持つ人材が活躍できるよう、従来のような「会社が人を選別する」形から「互いのゴールを共に創る」という共創のテーマへシフトしています。
採用から共創する
長期のインターンシップを実施し、AIを使った開発体験なども取り入れることで、システムエンジニアとしての価値とは何か、またその考え方に触れます。これにより、業界や社員を知ってもらうだけでなく、この会社で「自分がやっていける、活躍できる」という感覚を掴んでもらいます。
また、PeopleX社のAI面接ツールを導入。これは、24時間いつでも受験できる利便性を提供しつつ、書類選考だけでは知りえない人物像や考えを知ることを目的としています。その後の対面面接で「より深く学生を知り、対話する」ための事前情報を収集するツールとして活用しています。
育成から共創する
入社後は、3年間体系立ててじっくり育成します。育成の計画・評価をメンター制度を用いた1on1を実施することで共有します。心理的安全性は確保され、メンターは新人がピープルソフトウェアの一員として馴染むため、価値観を共有するための壁打ち相手となります。デジタルやDXのツールは、あくまで個人と会社のゴールを重ね合わせる(エンゲージメントを高める)ための「すり合わせ(チューニング)」に過ぎないという考えをお伝えしました。

■パネルディスカッション&交流会
最後は、クラビズの代表取締役である秋葉 優一(あきば ゆういち)さんがモデレーターを務め、「採用から定着まで、企業が本当に向き合うべきこと」をテーマにパネルディスカッションを行いました。
もともとは、「入社後に行っている具体的な施策」「人材募集、どこから?」「面接での、おすすめの質問」などといったテーマに沿って進行する予定でした。秋葉さんの絶妙な話の引き出し方により、犬養さん、岡部さん、竹澤とのセッション内容はどんどん会話が深まる展開に!
「会社が求める人物像」や「面接の印象と入社後のミスマッチ」に関する話題では、各社の赤裸々な体験談や、ミスマッチを防ぐための独自の工夫が語られました。会場参加者の皆様も熱心にメモを取られていました。
今回は「Slido(スライドゥ)」というツールを活用し、参加者からの質問をリアルタイムでスクリーンに投影しました。寄せられたリアルな悩みに、登壇者がその場でズバリ回答していくライブ感のあるセッションとなり、「時間が全然足りない!」と感想をいただくほど濃密な時間となりました。

■セミナーを終えて
セミナー終了後には交流会も行われ、登壇者と参加者同士で活発な情報交換が交わされました。地域企業ならではの悩みを共有し合える、非常に温かい空間でした。
今回のセミナーを通じて、採用手法や育成のフレームワークといった「テクニック」以前に、「会社としてどんな価値観を大切にし、それをどうやって包み隠さず伝えていくか」という根幹の部分が何よりも重要であると再認識しました。
行雲の「ボーダーのない家族のような組織」、クラビズの「挑戦を肯定し発信し続ける強さ」、そしてピープルソフトウェアの「ゴールを共に描く、共創型の育成」。アプローチは違えど、どの企業も『そこで働く人』に真摯に向き合っている点は共通しています。
冒頭でもお伝えした通り、今後もピープルソフトウェアは自社の枠にとらわれず、地域の皆様と共に学び合い、魅力的な人材が育ち、定着する「岡山・倉敷」を一緒につくっていきたいと考えています。
多くの方にご参加いただき、そして共催・協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!

<お問い合わせ先>
ピープルソフトウェア株式会社
イノベーション推進事業本部 ビジネス推進部
E-mail:p-grow-sales@pscsrv.co.jp
電話:086-426-5935(直)
※本記事の内容は、記事掲載日時点の情報にもとづき作成しています。
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