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4.コラム2023.3.31
【オフィス紹介② 岡山本社】岡山本社移転プロジェクト – 「働く環境は自分たちでよりよくする」の実践

こんにちは!ピープルソフトウェア広報チームです。
岡山県倉敷市にある岡山本社は2023年1月6日に移転し、新たなオフィスでの業務を開始いたしました。コーポレートカラーの黄色を差し色にしたり、統一感のある家具を揃えたりとピープルらしいオフィスで業務を再開しています。
移転を先導していたのは、社員の有志で構成された岡山本社移転WG(ワーキンググループ)です。移転のスケジュールや新オフィスのレイアウト等、移転に関わる全てのことを決めたのは、WGのメンバーだったそう。
中心となって活動していた松本朱里(まつもと あかり)さん、黒木ゆみ(くろき ゆみ)さん、太田綾乃(おおた あやの)さんに、移転時の苦労やWGのメンバーになってよかったことなど、WGの裏側を聞きました。
WGは立候補で集まったメンバー

―現在の仕事内容を教えてください。
松本:
私はBC本部ビジネスサポート部に所属しています。システムエンジニアとして、アプリを開発するのが主な仕事です。
太田:
私もエンジニアです。BC本部開拓室で、アンケートシステムなどの開発をしています。
黒木:
私はEE推進という部署に所属しています。EEとは「エンジニア・エンゲージメント」の意味で、社員が会社に対して愛着を持って働けるような取り組みや、社内のキャリア・デザインを支援する部署です。私は主に、社内制度などを伝える広報資料を作っています。
―部署や仕事内容がバラバラのみなさんが、なぜオフィス移転のWGのメンバーになったのですか?
黒木:
私たちは立候補して集まったメンバーなんです。全員で10名くらいいますが、立候補制だったので部署も仕事内容も異なっています。
太田:
移転のきっかけは、社員の働き方がリモートワーク中心に大きく変わってきたことです。オフィスの意味も変わってきて、集中して作業することより、「集まって会話する場所」として考え直さないといけないというところに共感しました。
松本:
他にもシステム会社らしく、クラウド化やセキュリティ強化などが従来のオフィスで難しくなってきたのもあったようで、40周年を迎えたこのタイミングに思い切って移転しよう!という話になったようですね。
黒木:
移転先の新オフィスの場所が決まり、移転のプロジェクトが始まると知ったのが2022年8月末。この機会にもう一度「働く環境は自分たちでよりよくする」をやってみよう、ということで、社員全員にWGのメンバー募集の知らせがあったときに、手を挙げていました。
いつもの業務とは違う仕事に関わるチャンスだった

―WGのメンバーに立候補しようと思った理由を教えてください
松本:
2019年頃に旧オフィスで内装を一新するプロジェクトがあったのですが、そのときも私はWGのメンバーでした。ただ当時は苦労したことや、プロジェクトが終わってから後悔したことなどがあったので、今回は納得できるオフィスになるよう協力できたらと思い立候補しました。
黒木:
私は、オフィス移転に携われる経験はなかなかないので、やってみたいと思いました。以前コワーキングスペースを利用したとき、仕事に集中できる環境が整っているなと感じたんです。WGのメンバー募集のときにコワーキングスペースを思い出し、新オフィスも心地よく作業できる空間になるよう提案してみたいと考えていました。
太田:
私はエンジニアとは違う仕事もしてみたいと思い立候補しました。コロナ禍で入社しているので、直接コミュニケーションをとる機会が少なかったり、部署が違うと顔を合わせたことすらない先輩がいたりしたのが少し気になっていました。新オフィスに移転後は、行きたくなるような職場になったらいいなと思い、参加しました。
―WG10名を中心に、どのように準備を進めたのですか?
太田:
最初は2つのチームに分かれて、レイアウトの案を考えました。それぞれ資料を作って見せ合い、互いのいいところを取り入れて最終案を決めましたよね。
黒木:
レイアウトがある程度決まったら、旧オフィスにある備品や家具を数え始めました。全てリスト化してから、処分するものと新たに購入するものを決めたんです。
移転の際は、引越し業者さんにご依頼して日曜日に一気に運んでいただきました。ロッカーの中身などの片づけは社員一人ひとりにお願いして、移転日を迎えましたね。2022年12月末の納会では出社した社員が多く、みんなで段ボールを開けて、片付けをし始めました。
いつもの業務とは違う仕事に関わるチャンスだった

太田:
黒木さんが考えたレイアウトの初案がすごくて……!資料の完成度が高くて、とても印象に残っています。
松本:
分かりやすいうえに熱意を感じる資料だったよね。色々と調べてくれたんだなと、見るだけで伝わってきました。
黒木:
「こういうオフィスにしたい!」という思いが強かったので、写真をたくさん使った資料を作りました。特にこだわったのは、柱の色。オフィスに入った瞬間にピープルにいることを感じてもらえるようにしたくて、柱の色をコーポレートカラーの黄色にしたいと思っていました。
資料を作るときに、新オフィスのような壁側に大きな柱がいくつかあるオフィスを探し、柱の色を黄色に加工したんです。レイアウトって、想像しながら決めていくじゃないですか。だから少しでも完成イメージが伝わるといいなと思いながら、資料を作っていました。
太田:
黒木さんが提案してくださった、黄色の柱がとてもよくて。コーポレートカラーが差し色になるように、レイアウトや家具の方針が決まっていったのを覚えています。
長時間座って仕事するため、椅子にはこだわる

―苦労したことはありましたか?
黒木:
オフィスにある備品や家具を全部数えて、リスト化するのが1番大変でした。
特に椅子を数えるのは大変でしたね。4人くらいで分担して数えていたのですが、青い椅子の数を「2脚」と書いている人がいれば、「5脚」と書いている人もいて。改めて確認すると、青い椅子だけで何種類もの椅子があったんです。
松本:
椅子が何種類もあるのは、先ほどお話しした旧オフィスの内装を変えるプロジェクトで「十人十色」というテーマがあり、様々な種類の椅子を買っていたんです。加えて以前から使っている椅子も引き続き使うことになったので、古い椅子と新しい椅子がごちゃ混ぜになっている状態でした。
黒木:
備品や家具を数えるときは、色ではなく商品名で記録するようにしました。数え直しもあったので時間がかかりましたね。
太田:
あるはずの備品がないことも……。チャットツールを使って、社員のみなさんに「どこにあるか知りませんか?」と聞くこともありました。

旧オフィスから持ってきたものもあると思いますが、処分したうえで新たに購入したものはありますか?
黒木:
それも椅子ですね。松本さんがおっしゃった通り、何年も前から使っている椅子が多かったので処分し、新たに買いました。
こだわったのは色と機能性です。色については、柱の黄色をアクセントにしたかったので、いすや机は統一感を持たせたいと思っていました。私は茶色がいいと思っていたので、機能性がよさそうな茶色の椅子を探しました。
松本:
前回は機能性よりデザイン性のある椅子を選んでしまったので、腰が痛くなる社員がいまして。「機能性は重視した方がいいよ」とメンバーに伝えましたね。
太田:
腰が痛くなりやすい方に「この椅子どうですか?」と聞くこともしました。移転はWGのメンバー10人で主に動きつつも、時には他の社員さんにも聞いて進めています。
黒木:
オフィスに入ってすぐの場所にある椅子と机も、新しく買いました。カフェのようなスペースにしたくて、構想を始めた場所です。年が明けて、2023年2月末にようやく机と椅子が届き、この空間をつくることができました。
コミュニケーションが生まれやすいオフィスになった

―移転して数ヶ月経ちますが、WGのメンバーとして移転してよかったと思うことを教えてください。
黒木:
柱の黄色をベースに、椅子や床の色を統一感があるようにできたのはよかったです。「自分が思い描いていたものを、本当に生み出せた!」という達成感があります。貴重な経験でしたし、ピープルで働いているのを実感できるようなオフィスになって嬉しいです。
太田:
新オフィスになって、コミュニケーションがとりやすいなと感じます。旧オフィスは同じフロアに部屋が大きく2つ、それ以外に小部屋がいくつかあり、行き来しにくかったし、違う部署の社員同士のコミュニケーションが生まれにくいなと思っていました。
今は大きな1つの部屋になったので、ふとした瞬間にコミュニケーションが生まれます。「行きたくなるオフィス」に一歩近づいた気がするので、立候補してよかったです。
松本:
前回のプロジェクトが中途半端に終わってしまったのが心残りでしたが、今回はきれいにまとまったなと思います。
ただ私は、子どもを産んで仕事復帰した後だったので、あまり出社できなくて……。備品を数えたり実際に片づけたりするのは、他のメンバーにお任せすることが多かったです。
なかなか協力できず心苦しかったですが、WGのなかでも出社しやすいメンバーが中心となり、妥協せずに活動してくれたことで旧オフィスを一新したレイアウトになりました。前回の経験を生かせたので、今回もWGのメンバーとして参加してよかったと思っています。
会社の取り組みには、全ての社員が関わるチャンスがある

―最後にピープルで働くことを検討している方へ、メッセージをお願いします。
太田:
今回WGに参加して、改めてピープルは若手の声を取り入れてもらいやすい会社だなと思いました。WGだけではなく、普段の仕事でも同様です。「入社する頃は下積み期間だから、やることが限られる」と思っている方がいるかもしれませんが、ピープルでは様々なことにチャレンジできる機会があります。自分から何かをやってみたい方は、ぜひピープルへの入社を検討してみてください。
黒木:
ピープルは何かのプロジェクトが始まるとき、一部の人だけに参加のチャンスがあるわけではなく、全ての社員にチャンスがあるのがいいなと思います。「やってみたいです」と言える雰囲気もあるので、とても働きやすいです。
ピープルでは、期間限定のWGの他に委員会活動があります。健康に関すること、広報に関することなど様々な種類があり、社内のことは自分たちでよくしていこうと取り組んでいるんです。自分の部署以外の先輩・後輩と関われる機会は貴重だし、いい経験になっています。
幅広い人間関係を作りたいと思う方にも、ピープルは向いているのではないでしょうか。
松本:
オフィス移転だけではないですが、会社が勝手に決めるのではなく、まずは社員の意見を聞く風潮がピープルにはあります。働く場所や会社自体に関わるところで、自分の意見が言えるタイミングがあるのはありがたいなと思うところです。
ただ意見を聞くのではなく、実現することが多いのも嬉しいなと感じています。自分たちで働きやすい環境をつくってみたい人にとっては、いい職場ですよ。
おわりに
以上、岡山本社移転WGより移転の裏側をご紹介しました。最後までご覧いただきありがとうございました!
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