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4.コラム2022.10.31
【ピープルで働く―自社プロダクト 開発チーム編①】アプリ開発に最初から最後まで携わり、世に出せる喜び。社員の挑戦を応援する社風が後押し

こんにちは!ピープルソフトウェア広報チームです。
今回も『ピープルで働く』をテーマに、社員の『多様な働き方』をご紹介。前回は仕事と趣味を両立している社員を紹介しましたが、今回は自社プロダクトの開発チームにスポットを当てます。
岸野大輔(きしの だいすけ)さん、川本宙輝(かわもと ひろき)さんの二人は、プロダクト事業本部 開発センターに所属。ピープルのプロダクトであるBaaS@rakuza(バースアットラクザ)を活用した、アプリ開発などを行っています。
岸野さんは専門学校を卒業、川本さんは大学の工学部を卒業しましたが、「実はコードを書く機会が少ない」ことに初めは驚いたそうです。イメージとのギャップを感じつつも、アプリ開発に最初から最後まで携われる喜びや、製品として世に出る喜びを感じながら働いていると話します。ピープルでの仕事のやりがいについて、岸野さんと川本さんに話を聞きました。
同じチームで、アプリの開発や保守を行う

―現在の仕事内容を教えてください。
岸野:
自社製品である「BaaS@rakuza」を使って、スマートフォンアプリの開発や保守などを行っています。BaaS@rakuzaをベースに「MUSENAVI」(ミューズナビ)をはじめピープルのプロダクトが開発されていて、開発後もBaaS@rakuzaがプロダクトを支え続けています。
MUSENAVIのようにパッケージ製品を開発するときもありますし、お客様独自のアプリを受託開発するときもあります。私はアプリ開発チームのリーダーなので、開発をしつつもプロジェクト全体の管理も行うようになりました。
川本:
私は岸野さんのチームのメンバーです。今は受託開発したアプリの機能改修を主に行っています。入社2年目で、チームの一員として本格的に仕事を始めたばかりなので、プログラムを書く機会が多いです。
―お二人は、学生時代からシステム業界を志していたのですか?
岸野:
私は高校卒業後、専門学校に進学しています。その頃からシステム業界に就職したいと考えていました。
正直、高校時代は勉強が得意ではなくて……。卒業後の進路に迷っていたときに、中学生の頃から遊びでWebサイトを作ったり、お絵描きチャットツールを使って絵を描いて、フリーの掲示板のサーバーに載せたりしたのが楽しかったことを思い出しました。
「システム業界だったら自分でも就職できるかも」と、ある意味光が見えたというか。藁をもすがる思いで、進路を決めていました。
川本:
私は工学部出身ですが、システム業界に進みたい気持ちが初めからあったわけではありませんでした。
大学生のときに部活でバンドをやっていたんですけど、メンバーがひとつのチームとなって、楽曲を完成させていくのが楽しかったんです。チームの一員として役割の一部を担えることにも、やりがいを感じていました。
システム業界もチームで働くイメージがあったから、通じるものを感じたのかもしれません。大学で勉強したことも活かせると思ったので、システム業界を志すようになりました。
意外にも、コードを書く以外の業務時間が長い

―二人とも経験は違えど、システム業界のことはある程度知っていて就職したのですね。入社前に抱いていたイメージと、実際に働いてからのギャップはありましたか?
岸野:
入社前はずっとプログラミングや開発をしているイメージだったんですけど、案外やらないんだなと思いました。全体の業務の割合で言うと、2〜3割だと思います。
コードを書く以上に、WordやExcelを使って設計書を書いたり、テスト指示書を書いたり、ドキュメントを書いている時間の方が長いですね。また色々な人が関わってシステムを作っているので、コミュニケーションを取っている時間も長いです。これは意外でした。
入社当初はイメージとのギャップを感じましたが、年数を経るに従って、プロジェクトを俯瞰的に見られるのがやりがいになってきました。要件定義という企画の段階や、プロジェクト管理をする機会が増えています。最初から最後までプロジェクトに関われるのは楽しいです。
川本:
岸野さんと似ているのですが、私もプログラミングをするイメージしかありませんでした。設計やテスト指示書を作成することは、予想すらしていなくて。今も実は苦手で、試行錯誤しています。
プログラミング以外の力が必要なんだなと思いました。例えば、他の人が書いたコードを読む力とか、業務で分からないことがあったときに状況を説明する日本語力とか、分からないことを調べる検索力とか。プログラミングの力はある程度備わっているうえで、他の力も身につけるのが大切なんだと気が付きました。
―ギャップを感じつつも、ピープルで働き続けている原動力は何でしょう?
岸野:
プログラミングの作業自体も好きだけど、私は「何を作るか」考えるのが好きですね。入社して2〜3年経つと、アプリの企画から携わるようになったので、上流工程に関われるのが楽しいです。
正直心が折れそうになったことはあるんですけど、そのなかでも自分がやってみたいと思うことはやらせてもらえていたと思います。苦ではなかったです。厳しいプロジェクトでも必ず終わりは来るので、それを目標にがんばっていました。
川本:
自分は、実際に作っているものが世に出ていくことに喜びを感じます。
1年目のときに様々な事業部をまわってピープルの業務を経験したのですが、他の部署にいるときにアプリの検証をしたことがありました。設計から携わっていたので、検証段階とはいえ、ユーザーがいるのを知れたときは嬉しかったなと思います。自分もユーザーとしてアプリをインストールできたので、「アプリとして実際に存在するんだな」と実感しました。
機能だけでなく、使いやすさまで考えたアプリを

―プロダクト事業本部は、プロダクトの企画からリリース・保守までを担う、まさに「ゆりかごから墓場まで」。そのなかでも特に「これをやっているときが楽しい!」という瞬間はありますか?
岸野:
先ほど言った要件定義とともに、開発の最後に行う細かい調整も結構楽しいかなと思います。エンドユーザーさんにとっての使いやすさを考えて、クライアントと話しながら調整していくのはプロダクト事業本部の醍醐味です。
我々って、アプリの機能的な面を考えがちだけど、使い心地を考えて画面構成などのUIの調整をしていくのが今のやりがいになりました。
川本:
ありきたりですが、自分で書いたプログラムが想像通りに動くのを確認できた瞬間が楽しいです。「これでいけるだろう」と思って軽く動作確認をしたときにしっかりと動くと、「よしよし」と思えます。
今はまだむずかしいコードを書く機会はないけれど、今後も自分が作ったものに「よしよし」という感覚を味わいたいです。そう思えるように、これからもがんばりたいと思います。

―ひとりの技術者として、こだわっていることを教えてください。
岸野:
社外の人との繋がりをつくることです。もともとは参加者として勉強会に行っていましたが、現在は登壇者としての経験も積むことができています。
3〜4年前に「Monaca」というアプリ開発ツールの情報交換会を行ったとき、イベント開催者の一人として登壇したのが最初でした。その繋がりで岡山県内の企業さんたちとの合同勉強会に参加したり、東京でのイベントにお誘いいただいて登壇したりと、繋がりが続いています。
普段の業務では社外の方々と関わる機会がないので、今後も様々な企業さんに刺激を受けながら勉強していきたいです。
川本:
「技術者として」というよりは、今後成長していくために、先輩に教わった「ラバーダッキング」を実践していきたいと思っています。ラバーダッキングとは、作業で詰まったときに声に出してその状況を自分でもう1回説明することです。説明していくと頭の中が整理されて、問題を解決できることがあると教えていただきました。
もし問題が解決しなかったとしても、先輩にフォローいただくときに状況を端的に伝えられるかなと思います。少しずつ自分の力で解決できるようになって、先輩のフォローがなくても仕事ができるようになっていきたいです。

やってみたいことを、すぐ行動に移せる
―最後にピープルで働くことを検討している方へ、メッセージをお願いします。
岸野:
ピープルは、やってみたいと思って手を挙げたら挑戦していける会社だと思います。思いついたアイデアを形にしたい人、今はアイデアはないけど「何かやってみたい」意志がある人には、合っているのではないでしょうか。
例えば数年前には、アプリを開発するだけではなくて専用機器を作って貸し出せないか、という話が出ました。ハードウェアへの挑戦だったので、3Dプリンターなどの専用機器がないとできないのですが、相談したらすぐに買っていただけました。
このアイデアは結局形になりませんでしたが、思いついたアイデアをすぐ実行に移せるのは働きやすいです。業務を進めるうえでの大きなモチベーションになっています。
川本:
自分がピープルへの就職を決めたのは、「社内の雰囲気がいい」という理由があったからです。社内の雰囲気については、ギャップはありませんでした。
岸野さんが話している通り、新しいものを採り入れようとする姿勢や、やってみたいことを阻まない姿勢があるのは働きやすいです。例えば社内でコンテストがあって、仕事ではないから思いついたアイデアを気軽に試すことができます。コンテストによっては、提出したものにフィードバックをもらえたりするんです。他部署の社員との交流は業務内だとなかなかないので、いい機会になっています。
交流するだけではなくて、スキルアップにも繋がると考えれば、ピープル以上に働きやすい会社はないのではないかと思っています。
おわりに
以上、自社プロダクトの開発チームの働き方をご紹介しました。最後までご覧いただきありがとうございました!
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