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4.コラム2022.4.22
【事業部紹介③】プロダクト事業部 ~ 自社製品の企画・開発・販売・サポートを通して「知見を拡げ、夢見るエンジニア」へ

こんにちは!ピープルソフトウェア広報チームです。
3回シリーズで当社で進めている3つの事業を紹介しています。
第1回はBC事業部、第2回はDS事業部、そして第3回はプロダクト事業部について事業部長の髙本智晶(たかもと ともあき)さん・中井昌之(なかい まさゆき)さんに話を聞きました。
自社製品の開発・営業が所属する、プロダクト事業部

―プロダクト事業部の仕事内容を教えてください。
髙本:
プロダクト事業部は、ピープルの自社製品を開発しています。製品を作る開発セクション、お客様の要望を聞いたり運用サポートをしたりする営業セクションの2軸で構成されています。
ピープルの自社製品は、現在6つあります。
ベースと言えるのが、システムに必要なバックエンドの機能を兼ね備えた「BaaS@rakuza(バースアットラクザ)」。
「BaaS@rakuza」にフロントエンド(Web画面やスマホアプリなど)を組み合わせて、製品化したのが美術館・博物館・工場見学・製品紹介などの音声ガイドシステム「MUSENAVI(ミューズナビ)」です。このような形で製品化したものがいくつかあるため、お客様の業界は小売業、観光業、美術館、教育など多岐に渡ります。
開発セクションではこれらの製品開発を行っていますが、内部ではさらに2つに分かれています。自分たちの思いを乗せて、自社企画として製品を開発する仕事と、お客様の要望に応じて製品を開発する仕事の2つです。時期によって比重は違うものの、この2つを噛み合わせながら事業を進めています。
中井:
私は、営業セクションで働いています。ピープルの営業は「提案型営業」です。お客様のビジョンや課題をヒアリングし、課題解決のためにピープルの製品をどうコミットさせていくかを考えて提案しています。なので、既存の製品を売るだけでなく新しい製品の企画も行いますし、導入後の運用サポートやカスタマーサポート業務も担っています。
いわゆる「飛びこみ営業」はほとんどありません。製品毎にマーケットが異なるので、その業界に強い販売代理店さんや広告代理店を通じて販促活動をしています。
私は元々開発の仕事をしていて、キャリアチェンジで営業になりました。このため、ある程度の開発スキルをもっている面はありますが、自社製品を売るためにシステム自体を理解しておくことを大切にしています。
―開発と営業が同じ事業部で仕事しているのは、珍しいですよね。

中井:
ピープル内ではプロダクト事業部だけが、「ゆりかごから墓場まで」を実現していると思います。お客様のニーズに応える製品を作るため、企画段階でも開発・営業双方ですぐ相談できるのがメリットですね。
お客様の業界やニーズは多種多様なので、得た知見も様々です。それらを自社製品に集約できたら、ひとつの製品で多くのお客様に価値を提供できるんじゃないかと思っています。
社外とのつながりも積極的に

―その他、プロダクト事業部として力を入れていることはありますか?
髙本:
社外とのつながりを作ることも大切にしています。例えば「Monaca」というアプリ開発プラットフォームのプロダクトパートナーとして、開発者向けのコミュニティ「Monaca UG OKAYAMA」を立ち上げて運営をしているんです。
コロナ禍でイベント開催は難しくなりましたが、オンライン化された結果、東京に行かなくても多くのイベントに参加できるようになりました。システム開発の仕事は変化のスピードが速いので、雲の上だと思っている会社さんとつながって話ができる状況もあって、非常に勉強になっています。
ピープルの製品は開発者にも使ってほしいと思っているので、スキルアップしながら自社の情報発信もしていきたいですね。
新入社員はとにかく作る!作りながらニーズの理解を

―新入社員がプロダクト事業部に配属になったら、どのような業務から行いますか?
髙本:
まずは、とにかくシステムを作ってもらいます。事業部によってはテストから経験する場合もありますが、プロダクト事業部はどんどん作ってもらうので、スマホアプリやWebなどの様々な製造工程(プログラミング)を一通り経験できます。身につく技術の幅は広いと思います。
ただ、システムを“作る”視点から、そのシステムが目指すものやお客様のニーズを理解できるエンジニアになってほしいですね。今は、システム全体を俯瞰で見ることが求められています。
中井:
営業については、今まで新卒で配属になった方はいません。でも、髙本さんの話を聞いたら新卒の方こそ営業に向いているんじゃないかと思いました。お客様視点を持ちやすいと思うので。
―もし営業セクションに新入社員が配属となったら、どんなことを大切にしてほしいですか?
中井:
コンシューマー視点を持っていてほしいです。コンシューマーとはアプリを使うエンドユーザーさんのことで、お客様がサービスを届けている人。つまり、エンドユーザーさんが喜んでくれたらお客様は嬉しいし、利益にもなります。
開発業務を経験すると、どうしても技術者寄りの視点になるのでコンシューマー視点を持つのがむずかしくなるんです。新入社員のフラットな視点で製品の良さや強みをクライアントに提案する。その面白さを経験してもらいたいです。
髙本:
将来的に、開発と営業をセクション分けしなくてもいいのかもしれないですね。お客様の実現したいことをカタチにするために、チームを組むイメージ。開発なのか、営業なのかの軸はありつつも、ワンチームで進めていくのも視野に入れたいです。
個人の裁量はありつつ、チーム力が強い会社

―おふたりにとって、ピープルでの仕事のやりがいや楽しさは何ですか?
中井:
私は、お客様の思いを引き出して、どのように課題を解決するか考えるのがシンプルに好きです。入社した時からお客様に近いところで仕事をしてきたので、プログラミング経験はそれほど多くありません。具体的に手を動かして作業をするのは、正直好きではないです(笑)
入社当初から先輩に付き添っていろいろと経験できたのはよかったなと思います。
髙本:
私は中井と逆で、バリバリのエンジニア職でした。今は管理職ですが、もともとものづくりがしたいと思ってピープルに入社しています。作る側としてのやりがいは、お客様の課題を具体的に解決できるところです。
実現がむずかしいと、逆に燃えます。中井に「むずかしいかな?と思いながら聞いているんですが……」と言われると「やり方はあるよねー」とつい答えてしまうんです(笑)
むずかしいことを言われるたびに、システムエンジニアとして腕の見せ所だなと思いますね。
―ピープルで長年働いてきて、よかったことを教えてください。
中井:
安定性と働き方の多様性があって、心地よく働けています。
安定性でいうと、富士通様やベネッセグループ様と仕事をしていることですね。売上をキープしてきた大変さはありますが、基盤が安定しているのは会社としての力が大きいと思います。
働き方の多様性は、服装やフレックス制度、有休や育児休暇などを指しています。私は中途入社でしたが、入社した約20年前からすでに制度化されていて、岡山では先進的でした。みんなで一斉に始業して、スーツを着て……という働き方は、もうできないんじゃないかと思いますね(笑)
もちろん仕事の成果を出してこその自由さですが、一人ひとりに合わせた働き方があるから居心地がいいです。
髙本:
一人ひとりにある程度の裁量はありつつ、チームとして大きな仕事もできる、そのバランスがいい会社だなと思います。「戦友」とも呼べる仲間にも恵まれて、気づけば20年くらい働いていました。
前職でピープルと仕事をしたことがあって、チームがしっかりしている印象だったんです。転職したあとも印象は変わりませんでした。服装や働き方は人によって違うけど、チームになると団結力が生まれて、お客様も巻き込みながら課題解決に向けての流れを作ることができる。ピープルの仲間と一緒に仕事をするのが、楽しくなったんです。
会社としても、人としても、魅力があると思います。
夢を持ってシステム開発したい人は、プロダクト事業部へ

―最後に、ピープルを検討している就活生に向けてメッセージをお願いします。
中井:
「自分の想いやアイデアをカタチしたい!」と熱い想いを持った人に、ぜひ入社いただきたいと思います。
今のピープルは、売上のほとんどが富士通様やベネッセグループ様との仕事で得たもので、プロダクト事業部はそれを追いかけている状況です。これを「3本柱」にしたいと思っています。
プロダクト事業部の魅力は、既存の製品だけではなくて新しい製品を作れること。がんばったらがんばった分だけの成果を出せる可能性がある、チャレンジが好きな人には魅力的な事業部です。「やってやるぞ!」という気持ちを持って、ピープルに来てほしいと思います。
髙本:
「大志を抱け」の言葉の通り、夢を見てほしいですね。そして、ITのことを本当の意味で好きになってほしいと思います。
IT業界は、どんな仕事でもどんな立場でも、パソコンひとつで世界にリーチできる仕事です。なかでも開発業務は自分の手で作るのがおもしろい反面、変化が大きく大変なこともあります。そんなときはコミュニティに所属するなど、いろんな人と話をして、知識を得ていくのが好きだと思える状態でいてほしいです。
ITでなにができるかを考え、知見を拡げることを楽しみながらものづくりがしたい人は、プロダクト事業部で一緒に働けると嬉しいです。
おわりに
以上、【事業部紹介③】プロダクト事業部でした。最後までご覧いただきありがとうございました!
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