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4.コラム2025.4.30

【事業で未来を切り拓くリーダーたち vol.7】総合的なエンジニアリング力を、チームで高めるプロセスとは ~社内外での学びをチーム全体の力へ(イノベーション推進事業本部 デジタル推進部:くらもとやすひろさん、小林健太さん)


こんにちは!ピープルソフトウェア広報チームです。

今回も「事業で未来を切り拓くリーダーたち」をテーマに、ピープルのビジョン「エンジニアリングの力で未来に彩を」の実現を担うリーダーたちに、現在の取り組みと今後の展望について聞きました。

インタビューしたのは、イノベーション推進事業本部 デジタル推進部 部長のくらもと やすひろ(蔵本康弘)さんと、事業リーダーの小林健太(こばやし けんた)さんです。ピープルの強みである「エンジニアリング力」をとくに担っているという、デジタル推進部。そのような部署のリーダー2人は、どのような思いを持ってお客様に向き合い、未来を切り拓いているのでしょうか。


伴走支援のための入口を担う、開発部隊



―デジタル推進部とは、どのような事業部ですか?


くらもと(敬称略):
イノベーション推進事業本部内にある3つの事業部のうちの1つです。イノベーション推進事業本部自体がワンストップでお客様の課題解決に向けて伴走している部署なのですが、デジタル推進部はシステム開発やアプリ開発など、いわゆる「モノづくり」を担っています。

例えば、セールス&マーケティング部が新規開拓して新たなお客様と出会ったとき、いきなり伴走とはなりません。まずは1つの案件という形でお取引が始まることが多いです。そこでしっかりとしたモノを提供して、お客様に価値を感じて頂いて、ビジネス推進部と協力しながら伴走支援へと繋げていく。そういった「きっかけ」にあたる部分を担当しています。

最初の案件でどんな価値を感じて頂けるかで、お客様のピープルに対する印象が変わりますよね。今後も付き合いたいと思っていただけるかは、最初の案件で決まると思うので、我々の腕の見せ所かなと思っています。

「自分たちの仕事にプライドを持ち挑戦する!」。ひとりひとりがプロ意識をもってお客様に向き合い、高い価値を提供することを目指しています。


小林(敬称略):
「コードを書いて、システムを作る」、一般的にイメージしやすいエンジニアの仕事だけでなく、お客様の課題を解決する力を高める目標もあります。

私は現在お客様の事務所に常駐していて、DX推進に対して、助言・支援を行うのが主な仕事です。1年目の新しい部署なので、それぞれの役割はありつつも、時には部署をまたいで課題に対して、意見を貰い、一緒に課題解決に向けて提案を行うことがあります。

あと私の役割としては、9名のメンバーが在籍する事業グループの事業リーダーとして働いています。メンバーは倉敷本社や大阪など、複数の拠点に分かれていますが、チームを組みながらお客様からの要望を聞いて形にするのが仕事です。私はその進捗を管理したり、課題解決方法をともに考えたりしています。


くらもと:
以前、セールス&マーケティング部の牛嶋くんが記事のなかでお客様の課題は本当に様々」と話していた通り、お客様の現状は多岐に渡ります。DXについてピンときていらっしゃらない方がいれば、ある程度DXを推進されている方もいる。小林くんには、そういったすでにDXについて課題を持っていらっしゃるお客様に伴走して支援をする役割を担ってもらっています。お客様の話を伺うなかでシステム開発の必要性があれば開発部隊と連携を取り、それこそワンストップでお客様に価値を提供しています。


IT業界の成長スピードについていきながら、お客様の期待に応える



―デジタル推進部で関わるお客様は、例えばどのような方がいらっしゃいますか?


小林:
3つのパターンがあるかなと思います。1つ目は既存のお客様、2つ目はMUSENAVIなど自社プロダクトのお客様、3つ目はセールス&マーケティング部が開拓した新規のお客様です。

よく伺うのは「古くからあるシステムを、今後どうしていけばいいかわからない」という悩みですね。

実際にお客様からは、「時代の変化に対応していくため、新しいシステムを構築していきたいが、既存業務から改善していきたいことは沢山でてきてしまっており、業務改革として新しく実現していきたいことやシステムを導入する目的そのものが明確にならず、このまま進めて問題はないか」といった内容でご相談いただくことが多いです。そういった課題や要望をヒアリングし、一緒に解決することが私の命題となっています。


―お客様の課題解決をしていくうえで、社内で取り組んでいることはありますか?


くらもと:
お客様の課題解決をしようとするときに、2つの力が必要だと思っています。

ひとつめは、ピープルの強みであるエンジニアリング力が維持向上できていること。これはIT企業として当然のことですが、技術革新とIT業界の成長のスピードは本当に速いです。1人1人の個の力も大事ですが、チームで高めあったり、補いあって対応するようにしています。

もうひとつは、お客様の思いを受け取る力だと思います。お客様が困っていること、会社でいうと経営課題になりますが、これは必ずしもITやDXにかかわるものだけではありません。様々な課題を一緒に考え、その中で自分たちの武器であるエンジニアリングで解決できるのであればしっかりと価値を提供する。この流れは「案件をこなす」だけでは生まれません。伴走に必要なITコンサルティング力はビジネス推進部が最も得意とするところですが、エンジニアが多い私たちの部門も意識しています。そういった力の証明として、ITコーディネータという資格の取得をチームで目指すことにしました。

ITコーディネータとは、「企業存続や組織の成長のために、変革構想立案からシステム導入・評価改善までを一貫して推進・支援し、デジタル経営とDXを実現するプロフェッショナル人材」*です。いわゆるコンサルティングスキルの資格ですね。

僕や小林くんは事務所の外へ出て、お客様と直接話すことが多いので痛感するのですが、ピープルのエンジニアリング力を最大限発揮するためにも一歩踏み込んで話を聞き、提案できるようなITコンサルティング力を駆使した提案や伴走が必要なんです。チームでレベルアップしていきたいことの1つですね。

*「ITコーディネータを目指す方へ ICT資格取得サイト」より引用


―お客様との会話に一歩踏み込むとき、意識していることはありますか?


くらもと:
そうですね……あえて意識はしていないかもしれません(笑)。自然に踏み込んでるよね。


小林:
結局、表面上の課題だけではなく、経営の話を聞いたり理解しておかないと、本当の課題解決には導けないですよね。


くらもと:
何度もお客様のところへ伺っていると、経営などの深い話になって夢を語ってくださったり、我々も自然と聞きたくなったりするんです。

システムを開発するだけでも一時的には課題を解決できる可能性はあります。ただ、お客様の経営方針や思い、本当にやりたいことなどを伺うことで問題の状況やより深い原因が把握でき、課題解決に幅や深みを持たせることができると思います。


お客様の声を直接聞き、エンジニアリング力向上に繋げる



―お二人はデジタル推進部のリーダーだと思いますが、チームでミッション・ビジョンを実現していくうえで、メンバーに対してどのようにアプローチしているのですか?


くらもと:
商談であったり、お客様との会議であったり、私たちがお客様のところに行く際には、チームメンバーも必ず1人は連れていくようにしています。一般的には、エンジニアがお客様との商談に参加することはほぼないので、珍しい取り組みかもしれません。

話せなくても大丈夫だから、メンバーにはまずは、お客様の声を直接聞いてもらいたい。時には直接感謝されることがあるので、仕事の励みにもなったらと考えています。

お客様と接点を持った経験が、開発者として「設計書通りにシステムを作る」ではなく、「お客様の課題を解決するためにシステムを作る」という目的意識を持つきっかけにするのが狙いです。

そして、IT技術を通してお客様の課題を解決することは、本部全体のミッションであり、ピープルとしてのミッションでもあります。メンバー一人一人が、日々の業務でお客様の課題を解決している感覚を育てていって、ゆくゆくは「自分の仕事がピープルのビジョン実現や会社の成長に繋がっている」と考えて行動できるようになってほしい。リーダーである私たちが、そのサポートをしていきたいです。


―お客様のところへいくのは、緊張される方も多そうですね。


くらもと:
そうなんですよ。慣れないですからね。だからこそ、無理に話さなくていいと言っています。会議に出たら「一言は話そう」というルールも聞いたりしますが、目的が違いますので。


小林:
どちらかというと、私たちがお客様にどのような言葉を使ってコミュニケーションを取っているかを体感してもらいたいと思っているんです。

IT業界は専門用語が多いので、そのまま伝えてもお客様には伝わりません。よく社内で言っているのがお客様の生業やITの成熟度を意識するなど、相手の状況に合わせて話をする必要があると伝えています。実際にお客様の前でどのように実践しているのか、それを感じてもらいたいなと思っています。


―「開発」部分のエンジニアリング力は、チームでどのように高めているのでしょうか。


小林:
開発といっても、プログラミングのための知識はもちろん、準備段階や本番環境に乗せる、リリースするなど、様々な作業があります。

そのなかで、例えば1つの技術を取り上げて「今はこれについて勉強しましょう」「このセミナーに参加してみましょう」と決めて取り組んだり、得意なメンバーがいたら教えてもらったりと、自チームだけでなく他グループのメンバーも含めて協力し合って、開発のスキルを高めています。


くらもと:
IT業界でよく言われるのが、「忙しすぎて勉強している時間が取りにくい」ことです。でもピープルの場合は、エンジニアリング力を高める環境を会社として整えてくれているので、スキルを磨きやすいのではと思います。

例えば、外部イベントのセミナーや交流会などに参加する場合は、その時間の確保や費用等を柔軟に対応してくれます。東京の拠点は WeWork にあったり、頻繁にイベントを開催しているので他社とのネットワーキングにつながったり、ピープルがイベントを主催する動きも確立してきました。

外に出ると、いい意味で自分たちの実力がわかるんですよね。時には危機感が生まれることもありますが、それが刺激となってエンジニアリング力を高める原動力になることもあります。「積極的に外へ出ていく」というのは、デジタル推進部だけでなく、会社全体で力を入れていることです。

また社内の活動でいうと、委員会活動を通してエンジニアリング力を高めることもできます。例えばコンテスト委員会が企画する社内のコンテストでは、部署をまたいでチームを作り、お題に沿ったアプリ開発に取り組みます。その際、「今回はこの新しい技術を使う」といったテーマ決めることがあるので、イベントを楽しみながら技術習得に挑戦しているんです。

ピープルの委員会活動の良さは、それが業務時間内にできること。学びを仕事のひとつとして捉えている会社なので、会社全体でエンジニアリング力の向上していけるのではと思います。


活躍するのは、学びを楽しめる人



―ピープルではどのような人が活躍できると思いますか?


くらもと:
熱量ですね(笑)。さっき話したコンテストもそうですが、ピープルは一人一人のやりたいことを後押ししてもらえる会社なので、想いを持って行動できる人がやりがいをもって働ける職場だと思います。


小林:
私はチャレンジしていける人、学ぶのを楽しめる人がより輝ける会社なのかなと思います。会社にはビジョンがあって、ピープルもその実現に向けて成長している段階なので、会社が向かう方向に付いて行けるかどうかが大事だと思うんです。

なので、今どんなスキルを持っているかというよりは、これから学び続ける意欲がある人。今日の話のように、学び続けないとお客様の課題を解決することはできないので、そのチャレンジを楽しんでできる人が活躍できるのではと思いました。


チームとしての自走を目指しつつ、外に発信できる環境を



―最後に、今後の展望を教えてください。


小林:
ミッション・ビジョンの実現に向けて、エンジニアリング力をどう上げていくかが課題だと思います。今は個人の力で動いている場面も多いので、個人の力をかけ合わせてチームで動けるような体制を作っていきたいです。

部署が立ち上がったばかりということもあり、今はリーダー層が作業も抱えてしまって負荷がかかりやすい時期にはなってます。ただ、5年後・10年後にはチームで動き、負荷を分散して、それぞれの役割に集中できる状況を目指したいと思います。


くらもと:
ひとつは、お客様が自走していくサポートをするのはもちろんですが、自分たちが自走できる形も確立させること。

小林くんも言いましたが、今はデジタル推進部1年目ということで、体制を作っている途中です。開発スキルだけでなく、ITコンサルティングスキルも身に付けていたり、部署を掛け持ちして仕事をしていたりと、きれいに役割分担ができない、分担するのが適切かどうかも含めて手探りでスタートしました。

各メンバーは力を付けてきているし、チームごとに役割を持ってきていて、相互の連携もできるようになりつつあります。今後はさらに、お客様の課題を解決するためにはどのような形が一番いいのかを考えながら、自分たちが自走できるよう成長していきたいです。

今後もうひとつ取り組みたいのは、今の若手が外に向かって発信できる環境を整えること。デジタル推進部は、若くて勉強熱心なメンバーが多いんです。このメンバーたちが外に目を向ける機会や環境を作って腕を奮ってもらいたいんですね。5年も経つと、僕たちでは叶わないくらいの大きな成長をしているんだろうなと楽しみにしています。

デジタル推進部の各メンバーには、ただ社内で仕事をしているのではなく、世の中との接点を持って、変革を巻き起こす人材になってほしいですね。そのうちに名を轟かせるような人材も出てくるかもしれません。そのために、今はまず上司である私が外との繋がりをしっかり作って、メンバーが発信できる機会や環境をつくっていきたいと考えています。


以上、「事業で未来を切り拓くリーダーたち」くらもとさん・小林さん編でした。ありがとうございました!


本記事に関するお問合せ担当部署
ピープルソフトウェア株式会社 経営推進本部



※本記事の内容は、記事掲載日時点の情報にもとづき作成しています。



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