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4.コラム2024.5.31
【ピープル経営層の「転機と選択」】仲間の得意を活かすため、できることを。社長のロール(役割)に繋がった、キャリアの変遷とは(代表取締役社長:横道彰)

こんにちは!ピープルソフトウェア広報チームです。
本記事では、ピープルの経営者に対して、これまでの人生やキャリアにおける「転機と選択」についてインタビューしていきます。最後となる今回話を伺ったのは、代表取締役社長の横道彰(よこみち あきら)さんです。
横道社長は1996年に新卒でピープルへ入社し、エンジニアとしてキャリアを積みました。その後、部長や執行役員などの役職でピープルの経営に携わるようになり、2018年に代表取締役社長に就任しています。
新卒からピープル一筋の横道社長。インタビュー中は「ロール(役割)」という言葉を何度も口にしていました。その背景には、エンジニアとして技術を極めるだけではない道で、自身の得意なことを発揮できた瞬間があったようです。現在のピープルの礎にも通ずる、横道社長の転機と選択とは。
横道さんのプロフィール
- 1973年生まれ。岡山県津山市出身。
- 1996年 静岡大学 理学部卒、同年、ピープルソフトウェア入社(23)
- 2008年 第3システム事業部 部長に就任(35)
- 2015年 執行役員に就任(42)
- 2016年 取締役副社長に就任(44)
- 2018年 代表取締役社長に就任(45)
- ※()内の数字は年齢
教員になろうとする過程で、エンジニアに

―社長としての業務内容を教えてください。
現場の仕事は執行役員や部長、マネージャーをはじめ、社員に任せているので、私は何もやっていません。社長としての私の主なロールは、「最終的な責任を取る」ことです。そのために、各々がやりたいことや能力を発揮できるような体制づくりをしています。
また、外にどんどん出てピープルをアピールすることも重要なロールです。営業にしても採用にしても、知らない会社に注文したり入社したりすることは普通ないと思うので、まずはピープルってどんな会社か、何が得意かなどを世の中に知ってもらうために活動しています。
まずはトップが動くこと。これが大事だと思っているので、経営の立場から指示するというよりは、行動で示すようにしていますね。
―横道社長は新卒でピープルに入社し、エンジニアとしてキャリアを重ねて社長になったと聞いています。そもそもなぜエンジニアになろうと思ったのですか?
高校時代の恩師のアドバイスがきっかけでした。
私は高校の物理の先生になりたくて、教員免許を取ったのちに教員採用試験を受けていたんです。ただ、採用まで行きつくのはかなり狭き門で……。どうしていこうかと悩み、恩師のところへ相談に行きました。
先生は「一般企業に一回入ってみたら?」と言ったんですよ。予想外のアドバイスでした。教員採用試験に落ちたら、非常勤講師として経験を積んで、再び採用試験を受けることが多いのかなと思っていたので。でも先生は「学校の先生にはない技術やスキルを身につけてきた方が、先生としての価値がより高まる」とアドバイスをくださり、納得したんです。
そして、辿り着いたのがピープル。大学で研究してた時のシミュレーション技術の経験もあるし、当時これから始まっていくパソコンの技術も身に付ければ先生になっても使えるだろうと、そういった目的で入社を決めました。3年ほどスキルを積んでピープルを辞めて、もう一度先生にチャレンジしようとしてたんですね。
―でも実際は辞めずに、エンジニアを続けたのですね。
他社にとても優秀な人がいて、その人に認めてもらおうとがむしゃらに仕事していました。あっという間に3年経っていましたね(笑)。
がむしゃらに仕事をするなかで、いつしかリーダー的なポジションになっていきました。お客様にも認知いただいていましたし、私に直接仕事依頼が来るようになっていたんです。その頃には、辞めることはあまり考えられなくなりました。
むしろ私自身がそのままピープルの一つのカラーを担っている感覚でした。「茶髪にロン毛」だったので「変わり者だけどちゃんと仕事できるじゃん。見た目は関係ないな」と思っていただけることが増えた結果、部長までやってるという(笑)。私がそのロールを担うことで、ピープル全体のカラーがつくられていけばいいなと思っていました。
負けを認めたら得意を見つけた

―これまでの横道社長の人生やキャリアにおいて、転機となった選択を教えてください。
部長になる前ですが、プログラムを書くのは仲間に任せようと思った瞬間がありました。私は売上を見たり、営業したりするようになり、エンジニアの技術を磨くことをあえて選ばなくなった。これは転機だったと思います。
きっかけは「他の人に技術では勝てないな」と思ったことや、「エンジニア道」というのか、その道をきわめるようなすごいエンジニアスキルを持った人が、社内に複数いると気が付いたことです。彼らの強みをより発揮できるようにできないかと思ったとき、私は他にできることがあるのではと考えました。実際にプログラムを書く以外の業務をやってみたら、意外と向いているなと思ったんです。
―今までとは違う業務をやることで、横道社長自身も力を発揮できることが見つかったのですね。
初めて「自分はマルチタスクが得意なんだ」と気が付きましたね。プログラムを書く以外の業務は、本当に多岐に渡りますから。
現在の社長としてのロールも幅広いですが、大変さの中にも楽しさを感じています。やはりマルチタスクは向いているのでしょうね。
―とはいえ、数年間極めてきたエンジニア作業を他のメンバーに任せるのは、思い切った選択だったのでは?
それが、「技術では勝てない」と思った瞬間から、意識が変わっていったんですよ。「自分が認めてもらうというよりは、チームとして、会社として、お客様から選ばれ続けるにはどうしたらいいのか」と考えるようになったんです。自分よりも技術を極めていける彼らを見ていると、そのスペックを最大限活かした方が、価値を届けられると思いました。
それに、モノづくりは作って終わりではないと気が付いたんです。お客様の要望を伺ったり、作ったあとにサポートしたり、経営を考えたりして、初めてモノづくりの価値を届けられる。そう思ったら、私にできることはたくさんあるなと感じました。
当時の気付きは、今のピープル全体の考え方にも繋がっています。我々は会社です。一人でビジネスをしているわけではありません。一人ひとりの得意を発揮し合うことで、ピープルとしての価値をお客様に届けていきたいと思っています。
「ピープルを使って何ができるか?」考え行動していたら、社長に

―その他にも、転機となった選択はありましたか?
やはり社長になったことは転機でした。
大きなきっかけとなったのは、横道・池田・川﨑の3人で、今後のピープルを経営していこうとなったときですね。この3人が創業からのピープル経営の流れを知るギリギリの世代でした。ピープルイズムを後に続けるために、この3人で頑張ることになったんです。
それぞれの役割を考えたとき、私はやはり外に出る役割だろう、と。そして、新技術や開発は圧倒的に知識があった池田さん。バックオフィスは、緻密な作業や調整が得意な川崎さん。この役割分担がハマりました。
社長を考えた時、会社のアイコンとして外に出てアピールすることが必要だから、「もともと得意だった横道でいいんじゃない?」となったわけです。私が一番すごかったのではなく、ロールとして社長になりました。
―ロールとしての社長。得意分野だったとは思いますが、社長となると心持ちが変わるのではないでしょうか。
社長を引き継ぐ際、「覚悟はあるか?」と聞かれたのは忘れられないですね。
やることは以前とあまり変わらないのですが、無意識のうちに責任の重さを感じていたのだろうなと思います。
ただ、実はピープルで社長をやることに興味があったんです。会社経営に興味があったというか。「こんなに優秀な人がいるなら、相当すごいアウトプットができるだろうな」と思っていたので、それを実現したい。そんな会社を経営することに興味はありました。本当に社長になるとは、もちろん思っていませんでしたが。
ピープルの仲間は、仲が良いという言葉では表しきれない、何と言うか……同志のような存在です。仲間と「こういうことをやりたい」を共有し、共感してくれた人にさらに仲間になってもらって、一緒にやっていきたい。昔も今も、思いは変わりません。
―新卒からキャリアを重ね、社長になった横道さん。ピープルで働き続けられた理由は何でしょう。
横道個人のキャリアには興味がなかったからだと思います。「自分はこれがやりたい」という思いがある人なら、技術やスキルを身に付けて、転職していくこともあると思います。その方が、自分がやりたいことができるという文脈はあるし、向上心を持って仕事に取り組んでいる証でもありますよね。
それを否定するつもりはなく、横道個人に関しては、自分のキャリアに興味がなかった。ただそれだけです。自分のキャリアアップよりも、「ピープルを使って何ができるか」を考える方がワクワクします。
例えば私が社長になったのもそうです。社員100人を超えている企業は他にもありますが、転職して、社長になろうとしたら何年かかるか分かりません。でもピープルでは、目の前に社長になる選択肢があった。じゃあやってみようかなと思ったのです。
社員には「使えるものは使っていいんだよ」と話しています。例え今やっていなくても、やりたいことがあるならまずはピープルでやってみたらいい。今、目の前にあるピープルという環境を、存分に使ってほしいと思います。
経営スキルを、次の世代へ

―最後に、今後の展望を教えてください。
社員には早いうちに経営に近いことを経験してもらって、ピープルを途切れさせない体制をつくっていこうとしています。
私が会社を受け継いだ時は、創業期からピープルを創っていた経営層からのバトンを受ける、という事で、相当苦労したんです。
ですので、次の世代へバトンを渡す、事業継承する時が来たら、後を継いでくれるみんなには、なるべく苦労をかけないようにしたい。なので社内教育として、エンジニアとしての技術だけではなく、ビジネスや経営のスキルも少しずつ身に付けられるように整えていっていいます。
あとは会社としての体力をつけていくこと。時代に合わせて経営リソースを変化させること。最終的には自走できる持続的な体制をつくること。やりたいことはたくさんあります。ピープルの面白さや我々にしか出せない価値を持続的にお客様へ届けていけるよう、引き続き取り組んでいきます。
私個人としては、もう年も年なので(汗) 健康で長生きしたいと考えるようになりましたね。自分のキャリアがピープルとイコールの状態になってるので、みんなで掲げた「2050ビジョン」実現のときを見届けたい気持ちは強いですね。そのときの自分のロールもいくつかイメージしているので、そこに向けてアップデートを続けていきたいと思います。
おわりに
以上、【ピープル経営者の「転機と選択」】横道社長編でした。
※本記事の内容は、記事掲載日時点の情報にもとづき作成しています。
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