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4.コラム2024.1.31

【ピープル経営層の「転機と選択」】法務から営業、そして経営へ 管理部門から会社の変革を仕掛ける~未経験の業界・職種に挑戦した理由とは~(執行役員:山本博昭)


こんにちは!ピープルソフトウェア広報チームです。

本記事では、ピープルの経営者に対して、これまでの人生やキャリアにおける「転機と選択」についてインタビューしていきます。今回話を伺ったのは、経営推進本部の執行役員である山本博昭(やまもと ひろあき)さんです。

山本さんは2015年に岡山へ移住する際、ピープルと出会い、中途入社しました。営業を担当したのち、経営推進本部の本部長に。2023年8月には執行役員となり、管理部門業務の統括をしています。
実はIT業界未経験でピープルへ転職した山本さん。どのような「転機と選択」をしてきたのでしょうか。


山本さんのプロフィール

  • 1973年生まれ。広島県福山市出身、岡山県浅口市在住。
  • 大学法学部を卒業し、前職までの18年間は大阪に在住。製造業、サービス業の各社で、法務を軸に、人事、総務、広報などにも担当業務の幅を広げた。
  • 2015年、岡山への移住と転職で当社に中途入社(9年目)。最初の担当業務として営業を担当。2018年8月、営業本部 本部長に就任。2020年8月、経営推進本部 本部長に就任。2023年8月、執行役員に就任し現在に至る。
  • リモートワークでの健康維持のため、おうちフィットネス4年目、ジョギング3年目。飲んで応援!日本酒習慣3年目、酒づくりお手伝いに体験参加したりしている。


会社の基盤である管理部門業務を統括



―現在はどのような仕事をしていますか?


経営推進本部の執行役員として、管理部門業務を統括しています。具体的には経営企画、人事労務、法務、総務、広報などの会社の基盤となる業務です。全社的に統一してやらなければならないことを決めたり、各部で共通に必要な事務を集中して処理したりしています。


ITだとエンジニア1人で価値あるものを作って、売上を上げていける場合もありますよね。1人じゃなくて会社で仕事をする場合は仕事の数や規模が膨大になるので、契約や請求、支払などの事務処理の効率性や専門性が重要になります。そこを管理部門が担当します。1ヶ月でも早く契約したり、1日でも早く請求しないと、その分収益の入りが遅れるリスクがあるので、数年前からは社内DXも重要なミッションになってますね。


―業務が幅広いですが、山本さんの専門領域はありますか?


軸にしてきた領域は法務です。契約書レビューや法務相談などの個別の取引案件や、社内規程、コンプライアンスなど、社会情勢や時代の流れに合わせて生まれる法律を踏まえて、会社の在り方や経営方針を決めることに関わっています。

ITは時代を先取りする動きが多いので、社会情勢や法律を後追いするだけでは追いつかない場合があります。新しい環境や未知の状況に対して会社としてどう判断し、経営方針を決めていくかにあたって、法務のベースになっている法令や判例の知識、リーガルマインドは非常に重要です。経営や事業の推進に直接関われるのは面白いと感じています。


―ずっと法務の仕事をされているのですか?


そうですね。主担当となる業務は様々経験しましたが、どの業務を担当していても、法務的な業務に食らいつく感じで関わって経験値を上げていきました。

法務に就きたくて法学部に進学したんですが、もともとは「モノづくりに関わる仕事がしたい」と思っていました。

モノづくりは私の出身地(広島県福山市)では盛んで、家族もモノづくりに携わっていたので、仕事として身近に感じていました。ただ、モノづくり自体に魅力を感じつつも、いいモノを作った後に世の中に届ける工夫や、ビジネスの持続可能性の必要性も見てきました。それで自然と「いいモノをちゃんと世に出せるようにしたい」と感じるようになったと思います。そのためのアプローチ方法やスキルとして選んだのが、私の場合は法務でした。


IT業界未経験でピープルへ


営業担当として、展示会(ICOM Kyoto 2019)アプリでの出展の様子


―これまでの山本さんの人生やキャリアにおいて、転機となった選択を教えてください。


ひとつは、ピープルに転職したことです。

ピープルは4社目で、以前は製造業やサービス業などに勤めていました。前職までで、パッケージソフトの新規開発・販売に法務の立場で関わったことはあるものの、IT業界は未経験でした。

思い切った挑戦とは思いましたが、大阪から岡山に移住することにもなったし、チャレンジの選択肢をより一層広げようと思って、「自分のスキルを未経験業界で生かしてみたい」と転職支援会社さんに相談していたんです。色々な会社を紹介いただいたうえで、最後にピンと来たのがピープルでした。


―何が転職の決め手でしたか?


伸びしろを感じたのだと思います。IT業界自体が活況でしたし、その中でもピープルは受託開発と自社開発の両利き経営をしていたので、これからも事業が成長していくのだろうなと感じました。あと、住まいとして岡山に移住はしますが、ビジネスでは岡山にこだわらず関わりたいと思っていたので、拠点が大阪と東京にもあることも魅力に感じていました。



―入社時は専門の法務でも管理部門でもなかったのですね。


営業でのスタートでした。最終面接で木暮前社長(当時の社長)から「営業やってみない?」と言われたのは正直戸惑いましたね。未経験業種かつ未経験職種だぞ、と(笑)

でも結局入社しまして、営業から経験を積み始めました。もう……思い切ったとしか言いようがないですね(笑)

入社の決断ができたのは、先ほど言ったようなピープルの伸びしろを感じたのと、選考過程で自分と年代が近い方々(現在の役員)と面接できて、一緒に働くイメージが湧いたからです。

営業で本当にやれるのかはやってみないと分からなかったのですが、採用面接の過程で、自分の管理部門での経験への期待も感じていました。それで、家族も理解と応援をしてくれて、移住と転職をダブルで実現できました。


培ったスキルが通用しなくても、食らいつく



他にも「転機と選択」はありましたか


営業の課長職となり、月次決算を報告する会議に参加していたのですが、ついていくのに必死で……。収益などの数字から、施策を打つ経験をしたのがもうひとつの転機でした。

そもそも私は、数字を見て施策を打つ経験が初めてだったんです。法務や総務でも収益の数字は見るのですが、「その数字をどう伸ばしたり、改善したりしていくか」の視点では見ることがなくて……。今までのスキルを横展開できないのは厳しかったです。


―どのように乗り越えたのですか?


法務の話と似てますが、とにかく食らいついていった(笑)。それしか思い浮かばないです。

最初の頃の会議で報告できたのは現状の数字だけ。「数字は見たら分かる」とご指摘を受けて初めて、「そうか。現状を知りたいわけではなく、未来をどうしていくかのシミュレーションを知りたいんだ」と分かりました。ご指摘を受けた後、部署のみなさんと施策を練って、次月の会議に持ち込むのをめげずに繰り返していましたね。みなさんのご支援でなんとか事業を推進できました。

あとは、今でいう「リスキリング」になると思いますが、収益管理の知識をつけようと本や動画で勉強していました。勉強したことと目の前の数字を照らし合わせながら、「なぜそうなるのか」をかなり泥臭く追求していたと思います。

もちろん、分からないことは周りに聞いていましたが、聞かないといけないことが多すぎて(笑)。さすがに全部を聞くわけにもいかなくて、自力で習得できるところはがんばってやっていましたね。

その後は経営推進本部に異動しましたが、入社時に泥臭い経験をしたからこそ、ピープルの事業活動を理解したうえで仕事できるようになったと認められたのかなと思います。それまでの間、周囲のみなさんは会社として大切な意思決定をよく任せてくださったなと思います。


ピープルがどうあるべきか、本質を追求


広報担当として、技書博8(第八回 技術書同人誌博覧会)に出展の様子


―経営推進本部を統括するうえで、意識していることはありますか?


まず、事務作業を単に言われたとおりに処理するだけでなく、ピープルがどうあるべきか、経営を推進するための軸をもって、経営や事業部と関わっていくことです。

そのうえで、前職までで何人もの方から教えられた「わが社の常識は、世間の非常識」という戒めみたいなフレーズも意識してますね。ピープルでも共有しています。

社内では当たり前にやっていることが、会社の外から見てどうなのか。それが良いことであればどんどん推進すればいいですが、もし「世間の非常識」のまま事業が進むと、いいモノだと思って作っても社外の方々にとっては全くそうではなかったり、知らずに法律違反になってたりするかもしれないですし……。

そのためにも、まず必要な知識はしっかり持っておく前提で、経営推進本部として独自に社外との接点も持つようにしています。同業他社や地域の企業、地域社会のみなさんとの交流の中で知見を広めたり深めたり、そのときにわが社の常識が非常識になってないか、気にするようにしています。


社外との接点をもつことは、社内改革(PX)や2050ビジョンにも組み込まれています。自分の中の風通しを良くして異なる知見を取り込めるようする、そうすることでピープルのあるべき姿や、目指す先も開けていく、そういった道筋が全社に共有されたのはよかったなと思っています。


―近年注力している「広報」は、まさに外からの視点を意識した取り組みですよね。


そうですね。広報の重要性は、新型コロナウイルス感染症の流行以降、さらに高まったように感じました。オンライン・コミュニケーションが広まる中で、いかに事業推進を従来どおりか、それ以上にしていくかが課題になりました。広報の立場からは、ピープルのオンラインでの存在感を高めるため、鮮度のよい情報をタイムリーに発信することを続けています。

社員が社外の方々にアプローチするときに、広報の情報発信やコンテンツを利活用することで、「はじめまして」のハードルを下げておくことができると思うんですね。営業や新卒採用の場面で役立っていたらなと思います。


管理部門のノウハウで経営を推進し、変革を仕掛けたい



―今後の目標を教えてください。

一番の思いは、「経営推進本部」が部署名どおりの働きとして、自らピープルの変革を仕掛けたり、後押ししたりできるようにしたいです。ピープルが企業理念とする「感動価値」が次々とお客様のもとに届く未来、そこに伴走できている部署にしたいですね。それは、私が学生時代にイメージした「いいモノをちゃんと世に出せるようにしたい」の実現とか実践でもあるので、やりがいも感じています。

今年度、変革の仕掛けとして力を入れているのは社員教育です。エンジニアの多いIT企業なので技術的な教育はもちろんあります。それと並行して今回やっているのはビジネスパーソンとしての標準を全社員で揃えるための研修で、従来のメニューをリニューアルした運用を始めています。

内容が標準なので研修内容を知ってる社員も多いとは思いますが、知ってる人はできてるのかを確認してほしいですし、自分ができてるのであればみんなでできることも目指してほしいんですね。ピープルは誰か傑出した1人がリードしていくというよりは、そういった助け合い、高め合いによっても続いてきた会社だと思うので、今回の研修の仕組みを経営推進本部がしっかり回していくことで、そういった社風の継続定着も図っていきたいです。


おわりに


―次回は川﨑雅規さん(常務取締役)に話を伺う予定です。川﨑さんはどんな人ですか?


川﨑さんはピープルで比較的社歴の短い私にとって、本当に頼れる存在です。エンジニアスキルに加えて、ビジネスに関する知見が深い。かつ、管理部門の前任者でもあるので、いつも仕事の壁打ち相手をお願いしています。ピープルという会社を生き物のようにとらえて、思いやりとか思い入れ深く、良い方向に導こうとされているように感じます。手を焼いてるように見えるときもありますが(笑)。これからも一緒に新しい展開を考えていきたいですね。


以上、【ピープル経営者の「転機と選択」】山本さん編でした。


撮影場所:コワーキングスペース 住吉町の家 分福、倉敷美観地区

※本記事の内容は掲載日時点での情報です。



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